けん
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Second Half Lab(セカラボ)
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20代から約20年スポーツジムのインストラクターを経験し、その後独立。 今は物販会社を経営しながら、YouTube「人生後半戦ラボ」で同世代に向けて発信しています。 このセカラボは、そのYouTubeの続きみたいな場所です。動画では伝えきれへん「僕が実際に使ってる道具」「やってる方法」を、健康・お金・仕事道具・身だしなみといったテーマで、もう一歩詳しく書いていきます。 人生の後半は、我慢の消化試合やない。40代からこそ、自分の手で設計しなおせる。完璧を待たんと、60点でええから今日動く——そんなノリで一緒に。 人生の後半戦、はよ、やりなはれ。
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物販で初めて人を雇ったとき。最初の1人には、やり方を教えませんでした

夜の倉庫で一人で段ボールを梱包する40代男性のイメージ
けん
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物販を一人でやってると、どこかで必ず手が足りなくなります。

仕入れて、検品して、写真を撮って、出品して、梱包して、発送して。売れれば売れるほど、作業が増えます。

そして、作業をやってる間は仕入れができません。仕入れができへんかったら、来月の売上が止まる。

僕が最初に人を雇ったきっかけは、売上でも、目標でもありませんでした。

自分で一日中作業して、「これ地獄やな」と思ったからです。

物販の会社をやって6年、いまはスタッフが30人ほどいます。その最初の1人を頼んだときの話を書きます。

この記事で言いたいこと

ここだけ確認

きっかけは数字やなくて「地獄やな」という体感だった
最初の1人には、やり方を教えていません
もっと早く頼めばよかったと、めちゃめちゃ思っています

きっかけは数字やなかった

よくある話やと、「月商◯万円を超えたら人を雇う」みたいな基準が出てきます。

僕の場合は違いました。数字を見て決めたんやありません。

一日中作業して、「これ地獄やな」と思った。これはどうにかせなあかん、というところからでした。

数字を待ってると、たぶん遅い

「いくらになったら雇う」と決めていると、その数字に届くまで一人で耐えることになります。

でも一人で耐えてる間は、作業に時間を全部取られます。

数字が先か、人が先か。いま思うのは、僕の場合は「人が先」でよかった、ということです。

これは、あくまで僕の場合の話です。「◯万円になったら」という基準で動いて、うまくいってる人もいると思います。

ただ、その基準を自分で決めた人は少ないんちゃうかな、とは思います。どこかで見た数字を、なんとなく置いてるだけやったりする。

自分で決めてない基準は、待つ理由になりません

最初の1人には、やり方を教えませんでした

ここが、この記事でいちばん書きたいところです。

「初めて人を雇う」と聞くと、教える話になりがちです。マニュアルを作るとか、手順書を用意するとか。

僕は、やり方については何も教えてません。

もともと、できる人に頼んだ

最初にお願いしたのは、配送業務でした。

そして、その人はもともと配送をやっていた方です。

先に書いておくと、これは最初から狙ってやったことやありません。

けん
けん

もともと、まあできたりするんですね

当時、配送業者を頼むためのマッチングアプリみたいなものがありました(いまはもうありません)。そこで見つけた方に、そのままやってもらいました。

いまなら、どこで探すか

ここまで読んで、「そのアプリ、もうないんやろ」と思った人がいるはずです。そのとおりです。

いま同じことをやるなら、僕はこの2つを使ってます。

いま使っているところ

ここだけ確認

オンラインコミュニティ
クラウドワークス

探す場所を変えるだけで、「教える」という工程が要らんくなることがあります

求人サイトで募集して一から教えるのと、もうできる人がいる場所に行くのとでは、こっちの手間が全然違います。

※どこがいいかは、任せたい仕事によって変わります。僕の場合の話です。

「教える相手」やなくて「教えんでええ相手」を探す

初めて人に任せるとき、教える前提で考えると、そこで止まります。

ここだけ確認

マニュアルを作らなあかん
手順を言語化せなあかん
覚えてもらうまで時間がかかる

全部やるとなると、しんどいです。「まだ無理やな」となって、また一人で続けることになる。

でも、最初から「できる人」に頼めば、その工程が丸ごと要らんくなります

僕の1人目はそれでした。設計してそうしたわけやなくて、結果的にそうなったんですが、いま振り返ると、ここが大きかったと思ってます。

ただし、全部これで済むわけやない

正直に書いておくと、この方法が使えるのは「世の中に、その仕事をやってる人がいる」場合だけです。

配送はそうでした。配送そのもののやり方は、教えんでよかった。

自分のところにしかない仕事は、こうはいきません。そこは結局、教えることになります。

だから最初の1人は、「世の中にある仕事」から渡すのがええと思ってます

夜の無人倉庫に無地の段ボールが積まれた作業場のイメージ

しんどかったのは、作業やなくて「やりとり」

人が入って、いちばん変わったのはここでした。

やりとりです

それまでは、全部自分の頭の中にありました。誰にも説明せんでよかった。

人が入った瞬間、それを外に出す必要が出てきます。

スプレッドシートを入れた

このタイミングでスプレッドシートを導入しました。入れたのは在庫です。

頭の中にあったものを、誰でも見られる場所に置く。

一人のときは、これが要りませんでした。在庫がいくつあるかは、自分が知ってればよかった。

でも人に頼んだ瞬間、「知ってる」だけでは足りなくなります。見られる形にせなあかん。

けん
けん

しんどかったっていうか、やらなあかんことやったんですけどね

実際、「大変だった」というより「やるべきことをやっただけ」やったと思ってます。

作業は教えんで済みました。でも情報の置き場所は、こっちが作らなあかんかった。

人に渡すというのは、作業を渡すことやなくて、情報を外に出すことやと思ってます。

朝の作業場で無地の梱包道具が整えられた机のイメージ

もっと早く頼めばよかった、と「めちゃめちゃ」思う

聞かれたら、迷わずこう答えます。

もっと早く雇ったらよかった。めちゃめちゃ思います

「早すぎた」とは1ミリも思ってません。逆です。

自分ができることに集中して、やらんことをさばく

人を雇うのは作業を減らす話や、と思われがちです。

僕がいま思うのは、自分が何をやって、何をやらないかを決める話やということです。

人を雇うと、こう変わる

ここだけ確認

自分ができることに注力する
やらないことを、さばいていく

一人でやってると、全部やるしかない。だから優先順位を付ける意味すらないんです。全部やるんやから。

「これは自分がやらんでええ」と思っても、渡す先がなかったら結局やることになります。

順位を付けても、結果が変わらへん。だから考えるのをやめてしまう。

渡す先ができて、初めて「やらないこと」を決められる——そう思ってます。

そしてやらないことが決まると、自分が何をやるかもはっきりします。この2つはセットやと思ってます。

▶ そのあと「自分でやったほうが早い」で詰んだ話

よく聞く「雇うのが怖い」3つ

僕自身は、人を雇う前に不安はありませんでした。もともと人に教えることをやっていたからやと思います。

ただ、まわりからはこういう不安をよく聞きます。

よく聞く3つ

ここだけ確認

情報を盗まれるんじゃないか
教えるのが大変なんじゃないか
マニュアルを作るのが大変

②③は、頼む相手を変えれば消える

後ろの2つは、「もともとできる人」に頼めば発生しません

僕の1人目がまさにそうでした。教える工程がないから、マニュアルも要らんかった。

※これは僕の場合の話です。任せる仕事の中身によって変わります。

①「情報を盗まれるんじゃないか」について

これだけ、上の2つでは解決しません。別の話なので、正直に書きます。

僕の考えはこうです。

けん
けん

盗まれてもしゃあないかな、っていうところかな

身も蓋もない答えやと思います。でも、これが正直なところです。

盗まれる可能性をゼロにしようとすると、誰にも何も渡せません。渡さへんかったら、一人で全部やり続けることになる。それがいちばん損やと思ってます。

そのうえで、やることはやる

割り切るのと、何もせんのは違います。

情報漏洩の契約とかは、すればいいと思います

気持ちの面では割り切って、手続きの面ではやることをやる。その2つはセットです。

※契約の中身や書き方は、専門家に相談してください。ここでは「そういうものを結ぶ」という考え方までしか書けません。

明るい作業場に二つの作業台が並ぶ様子のイメージ

これから初めて頼む人へ

1つだけ言うなら、これです。

失敗覚悟でやったほうがいい

10人やって、2〜3人

感覚としては、10人やって2、3人やればいいかなそんなレベル感でいいと思ってます。

これを聞くと、たぶん「そんなに?」と思うはずです。

残りはどうなるか。正直に書きます。

まあ全員辞めますよね。続かないとか

こっちが切ったわけやありません。続かない人は続かない、ということです。

これを最初に知っておくかどうかが、かなり大きいと思ってます。

知らんまま始めると、1人目が続かんかった時点で「自分には向いてないんちゃうか」となる。実際は、それが普通に起きることやっただけです。

1人目でうまくいく前提やと、そこで止まる

「ちゃんと選んで、ちゃんと育てれば、うまくいくはず」——この前提で始めると、うまくいかんかったときに止まります。

そこで自分を責めはじめると、次に進めなくなります。

最初から「2〜3人でいい」と思ってたら、止まりません。次にいけます。

▶ 「10回に1回当たればいい」を45個に分解した本

窓の光が入る作業場で後ろ姿の人が作業する様子のイメージ

「まだ早い」と思ってる人へ

いま一人で回してて、「まだ人を雇うほどやない」と思ってる人へ。

僕の返事は1つです。

けん
けん

自分のお金がちゃんと回るかどうか、確認してください

「地獄やと思ったら雇え」だけやと、無責任です。

人に頼むということは、払い続けるということです。しんどいから頼む、で始めて、払えんくなったら本末転倒になります。

しかも、途中でやめるのがいちばんしんどい。頼んだ相手にも迷惑がかかります。

始める前に、続けられるかを見ておく

「いまの利益で払えるか」やなくて、「来月も再来月も払えるか」で見たほうがええと思います。物販は仕入れで先に現金が出ていくので、手元の残高だけ見てると足をすくわれます。

「渡せる仕事」を1つ書き出すところから

いきなり人を探さんでも、先にやれることがあります。

いま自分がやってる作業を、紙に全部書き出す。そのうえで、こう分けます。

自分やないとできない仕事世の中に、やってる人がいる仕事
仕入れの判断
値付け
配送
梱包
事務

右に入るものが1つでもあれば、そこが渡せる候補です。

僕の場合は配送でした。そして実際、それをやってる人はいくらでもいました。

順番はこうやと思ってます

確認する順番

ここだけ確認

一日中作業して「地獄やな」と思ったことがあるか
自分のお金が、ちゃんと回っているか
できる人がいる仕事が、手元にあるか

1だけで動くと危ない。2を必ず確認する。

そして3が意外と大事です。「教えなあかん仕事」しか手元にないなら、まずそこを分けるところからやと思います。

※事業の状況は人によって違います。判断はご自身で。

まとめ

  • きっかけは数字やなくて「これ地獄やな」という体感だった
  • 最初の1人には、やり方を教えていない。もともと配送をやっていた人に頼んだ
  • しんどかったのは作業やなくて「やりとり」。スプレッドシートに在庫を入れた
  • もっと早く頼めばよかった、とめちゃめちゃ思っている
  • 失敗覚悟で。10人やって2〜3人でいい。残りは辞める
  • いま探すなら、オンラインコミュニティかクラウドワークス
  • 情報を盗まれる不安は、割り切る。ただし契約はする
  • ただし、自分のお金が回るかは先に確認する

一人でやってると、「まだ早い」と思い続けることになります。

僕の場合は、一日中作業して「これ地獄やな」と思ったのがきっかけでした。

そう思った時点で、たぶんもう遅いんやと思ってます。

60点でええから、まず動く。でも、お金が回ってるかだけは先に見る。

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20代から約20年スポーツジムのインストラクターを経験し、その後独立。 今は物販会社を経営しながら、YouTube「人生後半戦ラボ」で同世代に向けて発信しています。 このセカラボは、そのYouTubeの続きみたいな場所です。動画では伝えきれへん「僕が実際に使ってる道具」「やってる方法」を、健康・お金・仕事道具・身だしなみといったテーマで、もう一歩詳しく書いていきます。 人生の後半は、我慢の消化試合やない。40代からこそ、自分の手で設計しなおせる。完璧を待たんと、60点でええから今日動く——そんなノリで一緒に。 人生の後半戦、はよ、やりなはれ。
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